経営者の視点での貸株

3月の議決権行使を警戒します。個人投資などから集めた貸株は証券会社を通じて機関投資に貸し出されます。議決権も一時的に借り手に移る事を多くの投資家はご存知ないかもしれません。貸し手を選ぶ事が出来ない為、ヘッジファンドなど短期で株価を釣り上げる意図がある場合、議決権の行使は短期の利益を主に行うでしょう。長期で企業価値創造する経営者にとってはこの手の議決権の行使は警戒せざる得ません。もし貸し手が長期投資家の場合、貸株から得られる僅かな収入が長期の企業成長を害する恐れもあります。長期投資家にとって自らの利益を害する場合があります。(貸株の一部の側面です。批判するものでは御座いません)