潮力発電



 
 
82年前、深谷水道が開通しました。当時の利用目的は太平洋の黒潮を英虞湾に引き込むのが目的でした。その結果、英虞湾の水質が改善され真珠養殖の産業が発展しました。今では海上交通、海流の要所となっています。
この水道は利用価値は現代において新たなステージを迎えていると思います。82年前この事業に携わった人、反対した人、現在をどの様に思っているのでしょう、当時30歳前後で携わった人たちは112歳、ほとんどの方が高齢となり現在の深谷水道を見てどのように思っているでしょう。新たな事をしようとする者は打たれます、人口水道を作ることは当時大変な計画に間違いありません。
志摩湾口の潮位差は1,040㎜、韓国のGarolimの発電所を参考に発電能力を計算したら、志摩市の34%の世帯の電力消費量をまかなう事ができます。エネルギーも地産地消、市民の共同出資を集い電力費として相殺する。将来志摩市に住んだら電気代無料なんてのもあるかもしれません。問題点はまだメジャーな発電方法でないため発電コストが1kwh=25円、天候に左右されず、昼も夜も発電する点からみると安定電力としての価格があるのかもしれません。
(データ出所)
 ・大韓民国 Garolim 潮位差4,700㎜ 最大発電量480MW
  の70%可動と想定
 ・志摩市世帯数 22,989世帯
 ・発電コストはフランス、ランス潮汐発電所参考
  1kWh=18ユーロセント
 ・1世帯当たりの使用電力 283.6kWh
 ・1ユーロ=139円
 ・1㎜潮位発電量=0.102MW、Garolimを元に計算
 ・浜島港の潮位差1,040㎜