私は何でも食べる、好き嫌いはない。付け合わせのキャベツやご飯一粒残さない。残さず食べるのが当たり前だと生きてきた。だが世の中には特定の物を食べない人がいる事を知った。イスラムのハラールあるいはアレルギーのアナフィラキシーで体が受け付けないといったものではない。
自ら食べるものに制限を課して健康的な食事をしているつもりが結局は不健康になってしまっている人がいる。典型的な例は○○はダメと特定の食品を過度な先入観によって排除している。それを自分の心の中で納めず他人に強要したりする。
いわゆる健康志向ママたちと付き合うのは正直しんどい。子供たちを遊ばすとお菓子やジュースはつきものだ。お菓子の袋を開ける前に、普段食べているかの確認をする。それでも不安な時は食べさせない事が多い。それは一緒に遊んでる友達に配慮しての事だ。
不健康だと考える食品を極端に過度な先入観で避ける行動をオルトレキシアというらしい。摂食障害の一種で本人は自覚していない事が多く診断もされない。このような人たちは「ちょっと変わった人」としてたくさんいる。
共通しているのは不安などからくる「信じるもの」がたまたま食になったという事だろう。
現代社会では加工食品やジャンクフードは避けたい。だが全くダメというのは不可能で適量に注意していれば少々体に悪かろうが、食べる楽しみを含めたらプラスになるだろう。
醤油も1本飲むと致死量だという、丁度良い(ちょうどよい)とは過不足なくおさまる事だ。食べ物に対しても同じ事が言えるだろう。