自分で選ぶ

息子のメガネを買いに行きました。

心の中で決めた事があります。アレコレ、口を出さずに自分で決めてもらう事にしました。本人には伝えていません、私が勝手に決めました。

 

ブランドの高価なものや、ヤンキーのようにとんがった物などもありましたが、どんなメガネを選ぼうが、その選択が良くも悪くも自分で選ぶというプロセスが人生を作っていくと感じています。

 

人生は選択の連続で、なにげない選択がその後の人生を大きく左右する。あの会社に就職していなければ嫁さんと出会っていない。その後、子供ができ、家庭をもち、今に至っている。なにげない小さな選択がその日を作り上げ、年を作り、人生を作っていく。

 

就職を決めた若造の私は社会のアレコレ、右左などなにも分かっていない。そんな時に人生の舵を切る選択をしているのだから今考えればビックリする。

 

マリオカートのゴーストのように違う自分の走り方が見えたら、あの時違う選択をしていたら、その後は変わっていたのだろうか?リアルの人生はゴーストなどない、現在進行形のレースが行われているだけだ。

 

舵を握るということは、自分で決めるという事だろう。調べ、読み、他人の意見を聞き、最終的に自分で決める。その決断が悪ければその後の糧になる。良ければ成功体験として役に立つ。

 

世を見ると、「おすすめ!」「これ一択!」「これを買いなさい」「この学力ならここ」と他人が決めるキャッチコピーに溢れている。確かに選択はストレスだ。情報を収集して考えなければいけない。だが、なにげない選択が人生の方向を決めているとしたら自分の人生を他人に操られているように感じる。

 

日本のスマホ市場はiPhoneが約50%という記事を見た。他国と比べてiPhone率は群を抜いている。若者がiPhoneを持つ理由は「みんなが持っているから」だそうだ。若者がandroidスマホを持っているのを見ると偏見かもしれないが「自分がある」と感じてしまう。

 

と、息子の選んだメガネは似合っている。それで十分だ。