環境活動家

世界経済フォーラム(WEF/ダボス会議)で当時17歳の環境活動家のグレタ・トゥンベリさんが演説し世界の首脳に訴えた。

 


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幼くも力強い演説は共感する面もあるが、批判をするばかりで具体的提言はない。

 

主張する内容は極端で「今すぐに化石化燃料の使用を止めろ」というものだ。つまり全ての国で経済活動をやめろと言う事だ、誰もが非現実的だと思うだろう。

 

米国のスティーブン・ムニューシン財務長官は脱化石燃料を訴える前に「大学で経済を勉強してほしい」と述べている。

 

そもそも問題を言及する人間は問題そのものを測定、分析する必要がある、自問自答は難しい、自分に対してニュートラルかつ中立な立場で物事を考察しないといけない。

それは、問題と思っている事が問題ではない場合があるからだ。

 

確かに化石化燃料は二酸化炭素を排出し地球温暖化の要因の一部になっているだろう。

 

現代の科学技術では宇宙が誕生したのは138億年前、地球が誕生したのは45億年前とされている。人類のアウストラロピテクスは0.05億年前、つまり地球の時間軸で見ると人類は0.01%ほどである。

 

地球で最も深い人口採掘は12,262m(コラ半島超深度掘削坑)対して地球の半径は6,371,000 m、つまり地球表面の0.2%

 

時間軸で0.01%、人工採掘0.2%ほどしかない技術力の人類が地球にダメージを与える影響力があるのか、又それを測定するだけの科学技術があるのかは疑問が残る。

 

リンゴの皮を剥いた程度では美味しさは分からないのと同じである。

 

環境活動家はどこの地域でもいる。

 

彼らに共通しているのは一部の側面に対して悪影響がさも問題の大部分を占め、デメリットは主張するもののメリットには口を閉ざす。そして問題を主張する先が間違っている場合が多い。

 

真に環境を重んずるのであれば自らの結論を様々な学問から検証する必要があるだろう。

 

「大学で経済を勉強してほしい」とは本当に問題解決に向かうのであれば批判ではなく英知を集め行動をとることなのではないだろうか。